施設(土地・建築・設備など)を経営にとって最適な状態(最少の投資で最大の効果)で管理・運営するための手法、またはコンサルティング業務と位置付けています。
ファシリティ・マネージメント(FM)と同様の目的・手法です。当社が行っている業務は長年の病院との設計の立場での関わりから生じたものであること、デザイン的な視点を含めることからFMとは別の用語を使用しています。
将来の施設整備計画(マスタープラン)の提案から、設備の維持管理提案、インテリアデザイン提案など施設管理に関わる多岐な項目に亘ります。
設備に関しては株式会社PAC環境モードの協力を得ています。
進行中の設計案に対して別の建築的な提案を行うことを「セカンドオピニオン」と称しています。病院では4例の実施例があります。
資料 既存病院における施設規模の充足度の比較検討 医療施設の規模策定時の資料です。全体や各部門の面積が充足しているかどうかを他事例比較により検討しようというものです。2004年の論文で数値そのものは見直す必要はありますが、考え方は現在も十分通用すると考えています。
将来計画(マスタープラン)は小規模な増改築でも必要です。敷地・施設をどう使うかの基本方針です。20~30年程度の視野が必要です。
・最小限の施設維持を行い、将来的に全面移転を行う(敷地移転)というマスタープランも当然あり得ます。
必要に応じ平面計画の策定を行います。マスタープランの提案に伴う大規模なものから小規模な改修まで様々な規模のものが考えられます。
計画を実施するには的確なスケジューリング(工程管理)が必要です。特に病院では代替施設の使用や工事中の粉塵対策など特有の問題があります。
また必要に応じ工事ステップ図を作成します。全面建替えの場合には敷地全体が工事範囲になります。
計画を実施するには適正なコストプランニングが必要です。大規模なものでは各案の比較検討に使用することがあります。この場合各案の規模と同時に比較されます。